当院の理念
「病気を診ずして病人を診る、病人を診つつ、社会を診る」
「病気を診ずして病人を診る」。これは、私の出身大学である東京慈恵会医科大学が理念としている言葉です。患者さんの病気だけを診療するのではなく、あくまでも一人の人として、患者さんを尊重し、立場や生活背景を考えながら、診療に当たっていくという意味ですね。
私はこの理念を支持しつつ、独自にアレンジした理念を掲げています。それは、病人を診つつ、社会を診るということです。
日本は高齢化が進み、現役世代が多くの高齢者を支える構造になっています。ですから、日本のために一生懸命頑張っている現役世代が元気で仕事を続けられるためにも、当院では病気の予防と早期発見に力を入れています。朝は7時半から夜は8時半まで診療しているのも会社員などの方が利用しやすいようにしたかったからです。
一医師、一クリニックとして、微力ながら元気な日本であることを理想に、日々、住民の方々のために診療をしていきたいと考えています。
院長あいさつ
病気にならない方法を「伝え」ていきたい
皆さん、初めまして。つたえ内科クリニック院長の鈴木清文です。
私は福島県会津若松市に生まれ、父は祖父から継いだクリニックで院長を務めていました。
自宅を兼ねたクリニックだったため、学校から帰ると患者さんを診療する父の姿をよく見ていました。大泣きしながら来た小さな子どもが、父の治療でたちどころに良くなり、笑顔になって帰っていく。そんな患者さんの喜ぶ姿を見ていたことが、私が医師をめざしたきっかけです。
私の専門は循環器ですが、父の専門の整形外科と同じように、循環器も治療の効果がわかりやすい分野です。突然倒れて苦しんだ人が翌日には元気になって病院から帰って行かれる姿を見るのは本当にうれしく、やりがいのある仕事だなとしみじみと感じます。
今まで長く病院をフィールドにし、院長を務めさせていただいたこともありました。ただ、日々、病気を治療する中で、病気を治すよりもまずその病気にならないようにすることが大切で、そのためにどうすればいいかを考えるようになりました。アメリカのペンシルベニア州立大学で心臓の病気のメカニズムを研究したのもそのためです。「皆さんが永く健康でいられるよう、病気を防ぐ診療に注力したい」と2013年に開業しました。クリニックの「つたえ」は父の名の「伝」からとったもので、病気にならない方法や治し方を患者さんに伝えていきたい私の思いも込めました。
治して終わりの診療ではなく、じっくりと患者さんに向き合い、健康な人生を送っていただけるためのアドバイスを伝えるなどして、サポートしていきたいと考えています。
今後とも、つたえ内科クリニックをどうぞよろしくお願いいたします。
プロフィール
福島県会津若松市生まれ
1982年 | 私立開成高校 卒業 |
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1988年 | 東京慈恵会医科大学医学部 卒業 |
1988年 | 国立病院医療センター(現国立国際医療研究センター)内科研修 |
1990年 | 東京慈恵会医科大学附属病院 循環器内科 |
1992年 | 富士市立中央病院 内科・循環器科 |
1994年 | 東京慈恵会医科大学附属病院 循環器内科 |
1998年 | ペンシルベニア州立大学 留学 |
2000年 | 東京慈恵会医科大学附属病院 循環器内科 |
2001年 | 関病院(現三島中央病院)副院長・循環器科 |
2005年 | 東京慈恵会医科大学附属病院 循環器内科 |
2007年 | 三島中央病院 院長・循環器内科 |
2013年 | つたえ内科クリニック 開業 |
保有資格
- 循環器専門医(日本循環器学会認定)
- 総合内科専門医・認定医(日本内科学会認定)