糖尿病内科

糖尿病とは

糖尿病にはⅠ型とⅡ型の2種類がある

糖尿病には、何らかの原因でインスリンが全く分泌されなくなるⅠ型と、分泌量が少なくなるⅡ型の2種類があります。日本の患者の9割以上はⅡ型だとされています。
Ⅱ型は遺伝的な要因に加えて、カロリーをとりすぎることなどで発症します。50代以上に多く見られます。

インスリンの作用

インスリンは、すい臓内のランゲルハンス島という細胞群のβ(ベータ)細胞がつくっているホルモンです。血液中のブドウ糖を取り込んで、臓器や筋肉に送ります。ブドウ糖は人間が生きていくエネルギーの源ですから、インスリンのこの働きによってはじめて、臓器や筋肉がブドウ糖をエネルギーとして利用できるのです。結果的に、血液中のブドウ糖の量が減ります。

糖尿病の症状

  • のどが異常に渇く
  • 体重が減った
  • 尿の量が増える
  • 疲れやすくなった

このほか、病気が悪化することで最終的には昏睡状態に陥ってしまうこともあります。

どんな人が糖尿病になりやすい?

糖尿病にはⅠ型とⅡ型の2種類ありますが、Ⅰ型については発症の半数が20歳以下とはわかっているものの、原因についてはまだはっきりとわかっていません。
ここでは、日本人の大部分を占めるⅡ型の原因についてご説明します。

遺伝と生活習慣が要因

Ⅱ型の原因については糖尿病の家族や親族がいるなどの遺伝的な要因に加え、生活習慣が関わってきます。カロリーの多い食事や過食、運動不足、肥満などが複合的に絡み合い、発症すると考えられています。

治療内容

糖尿病は1度発症すると完治はしません。しかし、継続的に治療することで血糖値を正常に保ち、病気をコントロールすることはできます。
治療方法は「生活習慣病」のページの「当院における治療」をご参考ください。糖尿病の治療は腰を据えて、長い目で行っていくことが大切。一緒に改善をめざしましょう。

食事と運動を気にかけて予防を

糖尿病をどう防いでいくかについては、治療時の食事療法、運動療法と共通しています。
カロリーを抑え、栄養バランスの整った食事を3食しっかり食べて、間食をなるべく控えること、適度な運動をすること。具体的には患者さんのライフスタイルを踏まえて、じっくりとご説明いたします。

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